こちら中等部恋愛運営局。
6時間目が終わった途端、待ちきれなくて荷物を置きに局室に行くと、そこにはすでに何名かのリュックが置いてあった。
「あ、大叶先輩!
先輩も荷物置きに来たんですか?」
「うん、待ちきれなくて...
未月も?」
「もちろんですよ!
だって初めて出来る後輩ですよ?」
「ふふ、頼りにしてるね。」
そういえば未月は2年の中でも一番最後に入ったことを思い出す。
私たち3年はあまり気にはしていなかったけど、彼女にとってはコンプレックスほどいかなくても多少は気にしていたようだ。
「でも、帰り学活には出なきゃね。
ほら、教室戻ろう?」
「はい!」
未月と局室を出るとチャイムがなり、帰り学活に遅れてしまったのは言うまでもない。