【完】俺の言うこと聞けよ。〜イジワルな彼と秘密の同居〜
「あの程度でへこたれてんじゃねー!
つーかそこどけ!俺の席!!」
「ご、ごめんっ!」
「あはははは!!」
俊介さんはなぜかゲラゲラ笑っている。
「なんだよー、けっこう二人仲いいんじゃん(笑)」
「はぁ!?
仲良くねぇし!!」
「なんか最近このやりとり見るのが楽しくなってきたわ。俺」
「えっ、俊介さん…!」
「亜里沙ちゃん、手がかかる弟だけど琉衣のことよろしくな♡」
「…どういう意味ですか!?//」
ニヤニヤと意味深な笑みを浮かべる俊介さん。
「こいつ、こう見えてかまってクンだから……ぐふっ!」
そしたら琉衣くんがシメ?のようなものを食らわせた。
「ンだとぉ!?
寝ぼけたこと言ってんじゃねー!!クソ兄貴!!」
「おぇっ、やめろー!(笑)」
「きゃー!!」
だけどなんだかんだこの兄弟、仲がいいみたい。
その光景はとても微笑ましかった。