【完】俺の言うこと聞けよ。〜イジワルな彼と秘密の同居〜
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その日も放課後いつもどおり学校から帰ると、すぐお店に寄った。
最近はもう直接店の更衣室に行くようにしてる。
家の鍵は渡されているけれど、時間がもったいないから。
少しでも早くお店に着けるように制服のまま直行するのだった。
「お疲れ様でーす…」
ガチャッと休憩室のドアを開ける。
するとタバコの匂いがふわっと漂ってきた。
更衣室は休憩室の奥にある。
誰かいるみたい……
「お疲れ、亜里沙ちゃん」
…ドキ。
誰かと思ったら、シェフの小川さんだった。
見た瞬間、少し体がこわばる。
いつだったか樹さんに言われた言葉をどうしても意識してしまって…
だけど一応笑顔で挨拶した。
「あ、どうも!こんにちは!
休憩ですか?」
「うん、ちょっとタバコ吸いに来ただけ。
亜里沙ちゃん制服じゃん。初めて見た。
可愛いね〜」
「あ…いえ……」