【完】俺の言うこと聞けよ。〜イジワルな彼と秘密の同居〜

「あ…えーと…、」



ただでさえあまり男子と話すのに慣れてない私は、ノリも見た目もすごい彼らの勢いについていけずビビってしまった。



「に、西村…亜里沙です…。

琉衣くんとは同い年で…」



それでも二人はお構いなしで、



「マジー!?タメかぁ!仲良くしよーぜ!

アリサちゃんていうの?よかったら今度ウチの学祭来ない?

友達も誘っていいから!」


「あ、ズリい!!アリサちゃん俺も俺も!

なぁ、よかったら連絡先とか教えてよ!

琉衣と付き合ってるわけじゃないんでしょ?

よければ俺と…」


「あぁ!てめーズリいぞ!!

なぁアリサちゃん俺にも連絡先教えてよ!」


「えっ…あの…」



しまいには二人してスマホを差し出してくる。


私はもう圧倒されてしまって、断るにも断れず、その勢いに流されてしまいそうだった。



ど、どうしよう……


連絡先くらいなら…?


でも……


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