【完】俺の言うこと聞けよ。〜イジワルな彼と秘密の同居〜
たこ焼きを食べたあとも、琉衣くんに連れられていろんな模擬店をブラブラした。
琉衣くんは相当お腹が空いていたのか、他にもクレープを買ったりアイスを買ったりして…
本人いわく午後からのシフトに備えて食い溜めしてるとのことだった。
だけど肝心の宣伝はまったくやる気なしで、看板は片手にぶら下げたまま。
いいのかな…なんて思いながらも聞けない。
これじゃあただ一緒に学祭をまわってるみたいだ。
私はそれでも全然かまわないんだけど…。
むしろ嬉しかったりして。
だけど琉衣くんは一体どういうつもりなのか、やっぱりわからない。
そんなときちょうど一年生のクラスの前で声をかけられた。
「どうもー!1年2組お化け屋敷ですっ!
そこのカップルいかがですかー?」