【完】俺の言うこと聞けよ。〜イジワルな彼と秘密の同居〜
実は琉衣くんとはもう、あの小高くんとのデートの日以来話していない。
あれ以来琉衣くんのほうからずっと私を避けていて。
あんなこと言っちゃったし、相当腹が立ったんだろう。
目も合わせてこない…。
まさか、こんなふうに最後を迎えるとは思ってもみなかった。
「別に、俺学校で会うし。
特に言うことねぇし」
「はぁぁ!!?
なんだお前その態度はぁぁ!!
ツンデレも大概にしろよ!
そんな態度ばっかとってるとそのうち…」
「あーもううるせぇな、わかったよ。
おつかれ、以上!」
投げやりな一言だけで済まされる。
まぁ、琉衣くんとはまた毎日学校で会うけれど…
やっぱり悲しくなった。
胸がズキズキ痛い。
あっという間の2ヶ月。
長いようで、短かったなぁ…。