寵愛の姫 Ⅱ【完】



……おい……



お前が気にする所はそこなのかよ!?



心の中で突っ込む。



「―――へ?」


ほら、謝ろうとしてた莉茉ちゃんも、ぽかーんとしながら暁を見上げているじゃないか。



「良いか、莉茉。」


「う、うん?」


「お前は俺の為に、飯は必ず食べろ。」



…暁…



………それは、真顔で言う事じゃないと思うぞ…。
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