寵愛の姫 Ⅱ【完】



眠る莉茉の身体の下に手を入れて抱き上げた。



「…チッ、やっぱり軽いな。」



顔を顰めながら軽々と抱き上げた莉茉の身体を、自分の膝に乗せて腕の中にすっぽりと包み込む。




…………もう少し、甘い物でも食べさせるか…。




それなら、莉茉も喜ぶはずだ。





チョコレートパフェにだって、あんなに目を輝かせていたぐらいだし…。
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