寵愛の姫 Ⅱ【完】
対面

両親




「っ、何!?」



余りの大きな音に飛び上がる。





きょろきょろと室内を見渡せば、私を見て固まる女性の姿。



「……?」



……誰?



あっ、暁の知り合いとか…?



「…おい、」



不思議に首を傾げる私の後ろから低い暁の声。



びっくりして振り返れば、不機嫌な顔で女性の事をきつく睨み付けていた。
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