寵愛の姫 Ⅱ【完】



……どうやら、暁は頼さんに嫉妬をしたらしい。




嬉しいよ?



嬉しいんだけども…。




……頼さんは暁のお父さんなんですけどね!




内心で突っ込む。



暁が頼さんに嫉妬をする必要はないと思うんだけど…。



「…これはこれは…。」



頼さんのくすくすと楽しそうな笑い声。




その様子は、残念ながら暁のせいで窺い知れない。
< 153 / 440 >

この作品をシェア

pagetop