寵愛の姫 Ⅱ【完】



「…依存だった…。」



私の知らない世界を見せてくれる叶くん。



そんな彼に依存してた。





ちっぽけ存在の鳥でも、空を飛べるのだと…。




見せ掛けの羽を手に入れた気でいたの。




違ったのに…。




……そんな訳なかったのにね。




馬鹿な勘違いをしてしまったんだ。
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