寵愛の姫 Ⅱ【完】



「は、はい?」


「一緒に暮らせないなら、お出掛けはしましょうね。」



多分、私の顔は引き攣っていたと思う。



「どこに出掛けるか、プランは私が決めておくわね。」



プラン?



そんなに大事なの?



「…あの、お母さん?」


「莉茉ちゃん、何かしら?」


「…ただ、買い物をするだけじゃないんですか?」
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