寵愛の姫 Ⅱ【完】




「あぁ?何が社会勉強だ。そんな所に莉茉を連れて行くなら、出掛けるのは許さねぇぞ。」



ふざけんじゃねぇ。



お袋をきつく睨み付けた。




「…ホストクラブ…。」



俺の隣で莉茉が呆然とお袋を見つめてやがるし。




……マジで、良い加減にしてくれよ。




莉茉をホストクラブに連れて行こうとする意味が分からねぇ。
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