寵愛の姫 Ⅱ【完】



「なら、挙式は莉茉さんの誕生日にするか。」


「は?」


「うん?」



驚きの声を上げた俺を親父は不思議そうに見つめる。



「…親父…。」


「何だ?」


「…意味が分からねぇ。」



俺だけか?



「意味?」
< 217 / 440 >

この作品をシェア

pagetop