寵愛の姫 Ⅱ【完】



莉茉が関われば、誰であっても容赦は出来ねぇ。



「そんなの、徹底的に会社を追い込んで破滅でもすれば、莉茉さんにちょっかいを出そうと思う気もなくなるだろ?」


「……まぁな。」




…………親父ならやる。



それこそ、死んだ方がマシだってくれぇに徹底的に。






―――冷酷なまでに、どこまでも躊躇なく。
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