寵愛の姫 Ⅱ【完】



「あぁ、莉茉さんを学校に通わせて、ちゃんと高校まで卒業させなさい。」



は?


学校?



「親父、何で莉茉を学校に?」


「特殊な環境で育った莉茉さんにこそ、学校で人付き合いを学ぶべきだからだ。」


「……。」



親父の言葉が俺の胸に響く。
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