寵愛の姫 Ⅱ【完】



「…やっと…。」


「……?」


「お前は俺の物だ。」



その瞳に喜びが宿る。




そんな暁を見るだけで、嬉しくなった。





―――知らなかったの。



こんなにも誰かに必要とされる事の幸せを…。
< 23 / 440 >

この作品をシェア

pagetop