寵愛の姫 Ⅱ【完】


ぴったりと寄り添う2人。


「じゃあ、暁、莉茉さん。今日は美夜が悪かったね。」


親父が俺達に視線を向ける。



「いえ、お父さん達ちにお会い出来て良かったです。」


「今度、莉茉さんも一緒に食事にでも出掛けよう。」


「はい、是非。」



残念そうに顔を曇らせていた莉茉が、嬉しそうに笑った。
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