寵愛の姫 Ⅱ【完】



「莉茉ちゃん、都合の良い日にちを後でメールするわ。」


「分かりました。」


にっこりとお袋に微笑む莉茉。




メール…?



…まさか…



「…莉茉…。」


「うん?暁、何?」



莉茉が俺を見上げた。



「お袋に携帯のアドレスを教えたのか?」


「教えたけど…?」



不思議そうな莉茉からお袋に視線を向ける。
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