寵愛の姫 Ⅱ【完】



死ぬまで永遠に…。



「良いか?生まれてこなければなんて、もう言うな。」


「…うん。」


「お前の全ては俺のものだ。」



髪の毛、一本さえも…。




莉茉の全ては俺だけのもの。



「…暁…。」



ぼろりと、莉茉の目尻に残ってた涙が溢れ落ちた。
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