寵愛の姫 Ⅱ【完】




茉莉によって、




―――友達も。


―――先生も。






両親さえも奪われた時、




……そう思った。






まだ、人を信じる事は怖いけど…。





暁の言葉は疑わない。




「それで良い。」



暁の手に力がもう一度、強く込められた。
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