寵愛の姫 Ⅱ【完】



「莉茉。」


「うん?」


「俺達はずっと一緒だ。」



莉茉の小さな手を取り、そのまま口付ける。



「…ずっと?」


「あぁ、莉茉をずっと大切にしてやる。」



誰よりも大切に。


この愛を捧げよう。




……お前だけに…。





微笑んだ俺は莉茉の華奢な身体をベッドへと押し倒した。
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