寵愛の姫 Ⅱ【完】



「…そ、んな…。」



はらはらと莉茉の目から涙が溢れ落ちる。





止めどなく、俺から与えられる快感に堪えながら…。



「莉茉、そんな顔をされて俺が止められる訳がねぇだろ?」



……逆効果だ、莉茉。




自然と口角が上がる。



「っ、暁…。」



そんな俺に、莉茉の瞳に欲情の色が宿った。




……それで良い。




何度でも、俺を求めろ。
< 279 / 440 >

この作品をシェア

pagetop