寵愛の姫 Ⅱ【完】



多数の視線と開けられる道。



外に出た俺の目に、懐かしい人達の姿が映し出される。



「―――お久し振りです、先代。」




悠然と佇む暁さんに俺は丁寧に頭を丁寧に下げた。








龍神、9代目総長。



歴代最強と言わしめた、高崎暁さん。





その姿に憧れ、




……ずっと俺が目標として背中を追い続けた人。
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