寵愛の姫 Ⅱ【完】


「じゃあ、ここのお店以外の所で莉茉ちゃんは欲しい物はないの?」


「…欲しい物…。」




…そう言われても…



服もバックも…。




私の必要品は全て暁が一通り揃えてくれた。





これと言って、欲しい物なんて―――。



「あっ!」



あった。



1つだけ欲しい物が。
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