寵愛の姫 Ⅱ【完】



君は知らなくて良い。




―――暗くて


―――醜い




こんな闇の裏側なんて…。






莉茉ちゃん、



君はそのままでいてくれ。





染まる事なく。


真っ白な純白のまま…。





ただ、君は暁の腕の中で守られていれば良い。





ねぇ、



………お姫様?
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