寵愛の姫 Ⅱ【完】

年齢



「…………え?」



会う?


叶くんに……?



…………私が?



「……莉茉。」



動揺する私の髪を、暁の大きな手が撫でる。



胸の内が揺らいだのは一瞬。



「うん、会う。」



暁の瞳を真っ直ぐ見つめて私は頷いた。



「は?」


「え?」



な、何?
< 357 / 440 >

この作品をシェア

pagetop