寵愛の姫 Ⅱ【完】



「だった?」


「あぁ、あのままいたらマジで莉茉に惚れてたかもな。」



……嘘だよ。




お前の事は、今だって愛おしく思ってる。





でも、



この嘘だけは、どうか吐き通させてくれ。





お前がずっと笑っていられるように…。
< 407 / 440 >

この作品をシェア

pagetop