寵愛の姫 Ⅱ【完】



「まぁ、しょうがねぇから桜樺に通うなら、莉茉の事を気に掛けてやるよ。」



近くから守らせてくれ。






莉茉が、


―――泣く事も。


―――悲しむ必要も。





その笑顔がずっと輝き続けるように見守るから…。




…誓うよ…



「ん、ありがとう。」



ふわりと莉茉が微笑んだ。
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