寵愛の姫 Ⅱ【完】


「……あぁ、莉茉サンキューな。」




叶くんの目から、一粒だけ涙が溢れ落ちた。




誰だって、間違いを犯す事があると思う。





どこまでも清廉潔白でいれたなら、



……それは幸せだ。



「ありがとう叶くん、さようなら…。」



…いつか…



こんな事もあったと笑ってあなたの話をする日が来るだろうか?




今を懐かしむ時が…。
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