寵愛の姫 Ⅱ【完】


莉茉を失うかも知れない怯え。





―――自信があっても。


―――信じていても。





俺の中から恐怖心はなくならない。



「っっ、お前を失ったら、生きていけねぇ。」



―――それほど大切で。


―――それほど大事で。




狂おしいほどにお前を愛してるんだ。
< 428 / 440 >

この作品をシェア

pagetop