寵愛の姫 Ⅱ【完】



「今日は、私が暁を愛してあげる。」




自分でも、大胆な事を言っている自覚はある。




…それでも…




不安に怯える暁が、とても愛おしいと思ったから…。





―――言葉で。


―――態度で。





この愛おしさを示したい。
< 432 / 440 >

この作品をシェア

pagetop