寵愛の姫 Ⅱ【完】


ばらばらと。



快感の涙が散る。



「っ、莉茉…。」


「……んふぁ…。」



律動を速めた暁が噛み付くような口付けを、落とした。



「っっ、」



…足りない…



もっと深く重なり合いたい。




…………このまま二度と、暁と離れてしまわぬように…。
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