寵愛の姫 Ⅱ【完】



「ちょ、ちょっと待った!」



慌てドアの隙間に自分の足を差し入れる。



「っ、痛い!!」


「……。」


「暁、頼むからドアを閉めないでくれ!」




俺の足がっ!!



「…うるせぇ。」



喚く俺をお構いなしに、未だにドアを閉めようする暁。



……えぇ!!?



これって虐めですか?




もしかして、俺って暁にそんなに嫌われてたの!?



――――ショックなんですが!
< 64 / 440 >

この作品をシェア

pagetop