寵愛の姫 Ⅱ【完】




「……暁?」



俺が軽く白目を向き掛けた時、



……聞こえた天使の声。



「っ、莉茉ちゃん!!」


「…え?大雅さん…?」



ドアに足を挟まれている俺に目を丸くする莉茉ちゃん。




彼女の後ろに、神々しい光が見えた気がした。



「…どうしたんですか?」



首を傾げた莉茉ちゃんがとてとてと、俺達の方へと近付いて来る。
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