寵愛の姫 Ⅱ【完】



一緒に行く?




…えっと…


この場合って、私が暁の仕事場にって事、だよね…?




……え?何で!?



「……??」



疑問符が頭を埋め尽くす。



意味が分からない。



「っ、わっ!!」



立ち竦む私を暁が抱き上げる。



「ちょ、暁!?」


「大雅、支度をするから待ってろ。」



暴れる私を抱き上げたまま、暁はすたすたと歩き出した。
< 79 / 440 >

この作品をシェア

pagetop