寵愛の姫 Ⅱ【完】



「っ、」



暁が驚きに固まったのはほんの一瞬で…。



「っ、んあ……。」



直ぐに離れるつもりだったはずなのに、私の頭の後ろに回った暁の手によって阻止される。




絡まる舌。



卑猥な音がお風呂場に響く。



「……んんっ。」



……息が苦しい。




深まる口付けに、目眩がした。
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