寵愛の姫 Ⅱ【完】



「うん、またチョコレートパフェが食べたい。」



きらきらと莉茉ちゃんが瞳を輝かせる。




相当、チョコレートパフェがお気に入りなんだろう。



「他には食べたい物は無いのか?」


「うーん。」


暁に聞かれて莉茉ちゃんが悩み出す。



「…特に無いかな…。」


「……そうか。」


「私なら、何でも良いよ?」



屈託なく莉茉ちゃんが笑う。
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