向日葵
真夏
「いよいよ今日から夏休みだー。

夏休み明けのテストもあることだし、気を抜かず勉強をしろよー。」


担任がそう告げた後、クラスから人はあっという間に消え去った

私もカバンを持って扉に向かうと


「よっ!棚橋」

同じ委員会の日向くんがいた。


「どうも…」

私は少し素っ気ない感じの返事をする

日向くんは少しチャラくて苦手なきがして

なんとなく近寄りがたい


「夏休みひま?」


「まーそこまで用事はないですよ」


「連絡先教えて」


私は正直教えたくなかったけど断る勇気もなく


「どーぞ」


「サンキュ!棚橋、夏休みあそぼーな!

ほんならバイバイ!」


っといって去ってしまった…

なんとなく私のスマホから暖かく優しい日向くんの

手のぬくもりが伝わった。



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