懲りもせず、恋する私
仕事を終えて急いで

電車に乗り、翼のマンションに向う途中

スーバーに寄り

「うーん。何作ろう…」
「カレーなら残っても、保存できるか」

私は、キーマカレーを作ることにした。

玉ねぎやトマト、ニンニクetc、

後は、
ミモザサラダと
コンソメスープ。

翼から預かった鍵で
マンションに入り
キッチンで夕食を作った。

「良し!出来た!我ながら上出来!」

ピンポンー、

「帰ってきた!」
ガチャ、鍵を開けた。

「お兄ちゃん?」

「あの…。翼さんは、残業で…もう少し
すれば帰って来るかと」

「あなただれ?お兄ちゃんとどうゆう関係なの?」

翼に似て綺麗な顔だち。

「ごめんなさい。私…帰ります」
エプロンを外し、カバンを持った。

玄関で靴を履いて出ようとした時だった

「つぐみ?どうした?」
「あっ、妹さん…私…帰ります」

「待てよ。ここにいろ」

「お兄ちゃん!遅い!この女誰?」
「美菜、この人は、俺の彼女だ!」

「ふーん。そう!」
引きずられる様に部屋に連れ戻された

「座れ!美菜!お前さ!なんでここに居るんだ?大学は?」

「お兄ちゃん〜〜!家に居ると
パパもママもうるさいんだもん!」
「仕方がないだろ!学生なんだし」

「でも…もう20歳だよ!いい加減
ほっといて欲しい。」

「で?もちろん家に帰るんだろ?」
「帰らない!しばらく置いてよ!」

「ダメだ!親父たち心配するだろ」
むくれてる妹の美菜ちゃん。

嫌な空気を変えようと

「お腹空かない?美味しいか、わかんないけど、キーマカレー作ったの、
食べよう。ねぇ!」

夕食の準備をして

「どうぞ、頂きます」

黙々と口に運ぶ。

「つぐみ。美味い!」
「本当?、嬉しい」

「まあまあね。」
パコンと翼が頭を叩く。
「痛っ!たたかないでよ!」
「ただ飯食わせて貰って偉そうなんだよ
お前は!」

シュンとする美菜ちゃん。

「翼、私そろそろ、帰るよ」

「今日は、泊まるんだろ?」
「でも…ね…」
「いいわよ!私…友達の家に行くから」
スマホを持ち、
「夏!私…今日泊めて!うん…そう…
わかった。今から行くね」

「じゃ、お兄ちゃん!またね」
嵐の様に出て行った。
「はぁーったく。ごめんな。つぐみ
あのガキ!」
「ダメだよ。かわいい妹さんじゃない」
「最近、生意気で困ったもんだ」

「お風呂!つかれたでしょ?入って」
私にもたれ掛かり

「二人ではいる!」
「なに?無理。無理だから…」
「何でだよ…」
なに…仔犬みたいな目で見ないで…。
くるんと私を抱っこして
バスルームに。
「やだ〜〜。下ろして〜〜」
「騒ぐな!落ちる」

結局、浴槽の中なわけで…。
「なぁ〜。こっち向いて…」
「いや…」
「つぐみ…」
私を引き寄せ
背中から
覆うよに抱きしめた。
「落ち着く…。」「もう…」
胸を触り、だんだん下に。
「だっ、め…うっん」
「身体洗ったら、しよう?」
お風呂から上がると
濡れた身体をバスタオルで包まれ
そのままベットへ。

ふっと、耳に息を吹きかけられ
耳朶を甘噛みされ
翼の愛撫に酔いしれる。
膨らみの頂きを
舌が濡らす。
左の手が荒々しく形を変えるくらい
下から上へと揉まれ、
お臍から下へと
甘いキスが落ちる。

ジンとする、中が、彼を求める。
「溢れてる…」
二本の指を入れ抜き差しされ
溶けてゆく身体。
長い愛撫に
おかしくなりそう…。
「気持ちいい…?」「はぁ〜〜ん」
彼自身があてがわれ、
真ん中を突く。
ピチャン。擦れあう中に
どんどん刺激が走る。
「つ、ばさ〜〜。あああっ」
「つぐみの中…気持ちいい…」
重なりお互いを感じ合う。
ぐっと、最奥へと届けとばかりに
揺れる身体。
「もう…ああ〜〜ん」
「はぁ〜〜うっ」
俺の中の熱を放出した。
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