懲りもせず、恋する私
エレベーターの中に入ると
ギュっと私を抱きしめ
「勝手にシュウのところなんて行くな
アブねぇーんだよ。ったく…」
潤んだ瞳を向ける綺麗な翼の放つ
色気。
そんな顔…卑怯だよ…。
不意に柔らかな唇が
私に触れる。
はじめは…軽く…次第に
歯列を撫でる舌先。
貪るような激しいキス。
「ふっ…う、ん…」
ガクッと身体の力が入らない。
腰に回される腕。
耳元で
「つぐみ…?足りない?ふっ」
胸に手をつき
「馬鹿!会社だよ…もう」
そんな会話をしていたら
チン。と目的の試験室に着いた。
扉が左右に開き
長細い廊下を歩くと
右側に大きな扉。
IDカードをかざし
社員番号を打ち込み、指紋を承認する。
ガーっと、
開く扉。
「来たな!つぐみちゃん!?」
「はい!どうですか?出来具合は?」
安ちゃんは、
手招きして
ガラスの扉から
試作を出してくれた。
「つぐみ…。付けてみる?」
「はい、是非!?」
リップブラシに取ったルージュを
ゆっくりと唇にのせる。
グロスをその上から重ねた。
鼻にふんわりと香る。
手鏡を私に向けて
「どう?いいでしょ??」
「うわ〜…。プルプル!凄く香りも
いい〜〜!」
満足気にウインクする安ちゃん。
その横で
シュウさんと翼は…
「お前!俺に隠れてつぐみ呼びたすなんて、いい度胸だ!」
「はぁ?仕事だろ?まぁ、俺は…
つぐみちゃんと…プッ、よろしくしても
なぁ〜〜?」
シュウさんのネクタイをぐっと締め上げ
「シュウ!ボコボコにされて〜か??」
両手を上げ
「冗談!恐れ多くて翼坊ちゃん!」
「まじ!ムカつく!」
ボディーブローが入ろうとしている。
咄嗟に、「翼!!いい加減にして!
仕事中でしょ!あなた課長なのよ!」
「課長の前にお前の旦那!」
「なっ!まだ…でしょ!」
「俺は…今からでもいいけど?役所いくか?」
本当、この二人なんとかなんない?
ギュっと私を抱きしめ
「勝手にシュウのところなんて行くな
アブねぇーんだよ。ったく…」
潤んだ瞳を向ける綺麗な翼の放つ
色気。
そんな顔…卑怯だよ…。
不意に柔らかな唇が
私に触れる。
はじめは…軽く…次第に
歯列を撫でる舌先。
貪るような激しいキス。
「ふっ…う、ん…」
ガクッと身体の力が入らない。
腰に回される腕。
耳元で
「つぐみ…?足りない?ふっ」
胸に手をつき
「馬鹿!会社だよ…もう」
そんな会話をしていたら
チン。と目的の試験室に着いた。
扉が左右に開き
長細い廊下を歩くと
右側に大きな扉。
IDカードをかざし
社員番号を打ち込み、指紋を承認する。
ガーっと、
開く扉。
「来たな!つぐみちゃん!?」
「はい!どうですか?出来具合は?」
安ちゃんは、
手招きして
ガラスの扉から
試作を出してくれた。
「つぐみ…。付けてみる?」
「はい、是非!?」
リップブラシに取ったルージュを
ゆっくりと唇にのせる。
グロスをその上から重ねた。
鼻にふんわりと香る。
手鏡を私に向けて
「どう?いいでしょ??」
「うわ〜…。プルプル!凄く香りも
いい〜〜!」
満足気にウインクする安ちゃん。
その横で
シュウさんと翼は…
「お前!俺に隠れてつぐみ呼びたすなんて、いい度胸だ!」
「はぁ?仕事だろ?まぁ、俺は…
つぐみちゃんと…プッ、よろしくしても
なぁ〜〜?」
シュウさんのネクタイをぐっと締め上げ
「シュウ!ボコボコにされて〜か??」
両手を上げ
「冗談!恐れ多くて翼坊ちゃん!」
「まじ!ムカつく!」
ボディーブローが入ろうとしている。
咄嗟に、「翼!!いい加減にして!
仕事中でしょ!あなた課長なのよ!」
「課長の前にお前の旦那!」
「なっ!まだ…でしょ!」
「俺は…今からでもいいけど?役所いくか?」
本当、この二人なんとかなんない?