懲りもせず、恋する私
私は、つぐみが藤倉課長と付き合ってた事を
怒ったのではなかった。むしろ
嬉しかった。
「恋なんかしない!男なんてもう信じない!」
なんて言ってるつぐみに、
少し心配さえしていたから。
そうじゃない…。
坂野課長…が、つぐみちゃんと呼ぶ
それが辛かった。
入社して右も左もわからず
小さなミス連発の私は
給湯室に逃げ込み
溢れ出す涙を必死で抑えた。
そんな時、
「河原さん?大丈夫かぁ?」
「すみません…。うっ…」
泣いている私に
「失敗を恐れてたら何も出来ないよ。
立ち止まらないで先を見据えて行こう?
君なら大丈夫。センスあるし、僕は
少なくともそう思うよ。」
優しく頭をポンポンとして
「かわいい顔台無しだよ?落ち着いてから、戻っておいで」
そんな事をされ、
一瞬で恋に落ちていた。
それからの私は、いろんなお店を周り
たくさん勉強した。
お客様は、どんなものを求め、
ディスプレーは、どうすれば
魅力的にできるか。
商品についてもたくさん調べ
歩くパンフレットと呼ばれるくらいになった。
新店舗への進出で
店舗を任され
陳列ケースの並べ方や
美容部員への商品説明。
頑張った。
クタクタで社に戻れば
坂野課長は…
「お疲れさん。店舗の方から感謝の電話あったよ。よくやったね。」
また、頭ポンポン。
優しく笑う坂野課長に
心臓が物凄い勢いで跳ねた。
「ありがとうございます。」
「頑張ったから、御飯行こうか?」
キョトンとする私を
「何食べたい?」
そんな事、私は…あなたが居るだけで
ドキドキして
きっと何も食べれない。
「うん…。なら、僕の行きつけの店に
しよう」
ただ頷き後ろを付いて歩いた。
「後ろにいないで、隣りおいで」
恐る恐る並んで歩いた。
少し奥ばった道を進むと
可愛らしい洋食屋さん。
「ここ!上手いんだ。社の奴らには
内緒たぞ?」
「は…い」
怒ったのではなかった。むしろ
嬉しかった。
「恋なんかしない!男なんてもう信じない!」
なんて言ってるつぐみに、
少し心配さえしていたから。
そうじゃない…。
坂野課長…が、つぐみちゃんと呼ぶ
それが辛かった。
入社して右も左もわからず
小さなミス連発の私は
給湯室に逃げ込み
溢れ出す涙を必死で抑えた。
そんな時、
「河原さん?大丈夫かぁ?」
「すみません…。うっ…」
泣いている私に
「失敗を恐れてたら何も出来ないよ。
立ち止まらないで先を見据えて行こう?
君なら大丈夫。センスあるし、僕は
少なくともそう思うよ。」
優しく頭をポンポンとして
「かわいい顔台無しだよ?落ち着いてから、戻っておいで」
そんな事をされ、
一瞬で恋に落ちていた。
それからの私は、いろんなお店を周り
たくさん勉強した。
お客様は、どんなものを求め、
ディスプレーは、どうすれば
魅力的にできるか。
商品についてもたくさん調べ
歩くパンフレットと呼ばれるくらいになった。
新店舗への進出で
店舗を任され
陳列ケースの並べ方や
美容部員への商品説明。
頑張った。
クタクタで社に戻れば
坂野課長は…
「お疲れさん。店舗の方から感謝の電話あったよ。よくやったね。」
また、頭ポンポン。
優しく笑う坂野課長に
心臓が物凄い勢いで跳ねた。
「ありがとうございます。」
「頑張ったから、御飯行こうか?」
キョトンとする私を
「何食べたい?」
そんな事、私は…あなたが居るだけで
ドキドキして
きっと何も食べれない。
「うん…。なら、僕の行きつけの店に
しよう」
ただ頷き後ろを付いて歩いた。
「後ろにいないで、隣りおいで」
恐る恐る並んで歩いた。
少し奥ばった道を進むと
可愛らしい洋食屋さん。
「ここ!上手いんだ。社の奴らには
内緒たぞ?」
「は…い」