懲りもせず、恋する私

繋がる人々

トントンと私の肩を叩き
「つぐみ先輩!行きますよ」

パソコンの画面から視線を横に向け

「あっ、もうそんな時間?」
私は…
パソコンの資料画面を保存して
シャットダウンさせ
椅子から立ち上がり
鞄を持って
「ふぅ〜〜。」深呼吸。

「大丈夫ですから!」
手を引かれ
一階に降りた。

沢山の社員達の中を抜け
会社から出た。

「あっ、そうだ、さっき恭子先輩からメールで直接出先から向かうって返信
ありました。」

「店舗に出てたの?」
「今、受け持ってるお店が結構忙しいらしくて、応援らしです。」
「恭子、頑張ってるんだね…」

タクシーを拾い
10分程すると、
「ここです。さぁ、行きましょう」
運転手さんにお金を払い
タクシーから降りた。

外観は落ち着いた雰囲気のお店。
ドアを開け中へ。

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