懲りもせず、恋する私
「良かった…。まだまだ、これが勝負
頑張らなきゃ」
横から、冷たい視線。
「なぁ、すっげー浮かれてるとこ
悪いけど…。今回は、お前と組んで
商品をセットで売り出すんだそうだ。」
「へぇ??はあー??」
「これから、打ち合わせやらなんやら
やると思うから、気合い入れろよ!」
「最悪〜〜。セット?って…」
「うるせ〜。上の命令だ!文句言うな!
チッ。面倒くせ、別々の方がやりやすいっうの!」
勝手なことを言い放ち、
出て行った。

なんでそんなに暴言はくの?
私がなにしたって言うのよ!

あの時の顔とは、別人のような
会社でも、笑った顔を
見ることもなければ、
冷酷男子の名を知らしめる
くらい、
毎日、無表情なわけで。
ブルブル。
寒気してきた。
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