ノラへの伝言
再会
おれはえりこから聞いた住所を手がかりに早速隣町にあるりこのマンションを見つけた。高級マンションらしいタワーマンションだった。何時間たったんだろう。りこがでてきた。17歳になったりこはよりいっそういい女になっていた。 身につけてるものはすべて高級品でオーラがあって芸能人を見ているようだった。「ノラ!」 俺は叫んだ。やっとやっと会えた。 「誠也!?」りこは驚いた様子だった。 俺たちは、近くのカフェにはいった。目の前にはりこがいる。夢じゃない。 「誠也に会えてうれしいよ。誠也はたった一人の友達だったから。」 「だったらなんで?なんで何も言わずに消えたの・・・」 「おばあちゃんが死んで母さんと住む事たになって私はいっぱいいっぱいになってた。少し落ち着いた頃母さんが経営してたクラブが潰れてしまったの。母さんのギャンブルで作った借金もかさんで借金まみれになった。私は売られたの。愛人契約をしたの。誠也エリート候補だし私みたいな穢れた友達はいない方がいいって連絡すんのやめたよ。」