ノラへの伝言
りこごめん。俺は守れなかった。こんなに好きで好きで仕方なかったのに。 好きな人を救えなかった。なんで、なんで。おれは号泣した。おふくろが死んだ時よりも、あのデートの観覧車の中で泣いた時より何倍も何倍も涙が止まらなかった。りこを強引に彼女にできなかった無力さが悔しい。この世界には明るい未来があることを教えたかった。りこの前でノラとよんでいたけどほんとはりこってよびたかったんだ・・・。