真実の愛のカケラ
女の子と別れた俺たちは、水族館を後にした。
「なんだかんだ付けるんだな」
「そりゃあ、ねー?」
揺れる助手席で、柚希はイルカのキーホルダーを携帯に付けようとしていた。
「せっかくだから付けないと。
拓哉も、あのボールペン使ってよね」
「あぁ…、機会があればな」
それぞれ買いたいものを買い、キーホルダーもボールペンもお揃いとなった。
「それ絶対使うつもりないでしょ!」
使わないと心に決めた訳じゃないけど、あれを使うにはそれなりの覚悟と勇気がいる。
副社長室のペン立てにあいつがいたら、すっげー浮く!
柚希はさっそく明日から会社に持っていきそうだ。
まぁ、似合うからいいんだよな…。
暫く車を走らせて、日が完全に沈んだ頃に着いたのはほのかな灯りに照らされた、暖簾のかかった和な雰囲気の建物。
ここが柚希を連れてきたいと思った寿司屋だ。
「なんだかんだ付けるんだな」
「そりゃあ、ねー?」
揺れる助手席で、柚希はイルカのキーホルダーを携帯に付けようとしていた。
「せっかくだから付けないと。
拓哉も、あのボールペン使ってよね」
「あぁ…、機会があればな」
それぞれ買いたいものを買い、キーホルダーもボールペンもお揃いとなった。
「それ絶対使うつもりないでしょ!」
使わないと心に決めた訳じゃないけど、あれを使うにはそれなりの覚悟と勇気がいる。
副社長室のペン立てにあいつがいたら、すっげー浮く!
柚希はさっそく明日から会社に持っていきそうだ。
まぁ、似合うからいいんだよな…。
暫く車を走らせて、日が完全に沈んだ頃に着いたのはほのかな灯りに照らされた、暖簾のかかった和な雰囲気の建物。
ここが柚希を連れてきたいと思った寿司屋だ。