真実の愛のカケラ
なんてことだ。
最悪だ。
資料室で会って以来なんとなく顔を合わせづらくて 、副社長のことは避けてたというのに…。


何をするでもなく屋上に1人でいるときに遭遇してしまうなんて。


「副社長…。
どうしたんですか…」


「ちょっとな」


あー、もう。
無駄に爽やかなのどうにかなんねーの?


噂では、会社の受付嬢2人にはご飯に誘われたけど断ったらしい。
他にも、よそのOLさんからも言い寄られてるとかなんとか。


これだけのものを持ってれば、モテない方がおかしいか。


思いっきり睨み付けられたりしたらどうしようとか思ってたけど、前にするとやっぱり気に食わない。


何もかも完璧なんて、ふざけんな!
< 130 / 240 >

この作品をシェア

pagetop