真実の愛のカケラ
「宮野さんと知り合ったのは、お互いのことを何も知らない頃。
それどころか、付き合い始めても何も教え合わなかった」
「意味わかんない!」
もう何も聞きたくない!
副社長とあの女の話なんて!
不意に副社長の机の上に目を向けると、ペン立ての中にあの奇妙な物体がぶら下がったボールペンが立て掛けられている。
…。
この瞬間、副社長に対する感情が純粋な憎悪へと染まった。
どこまで私を馬鹿にすれば気が済むんだ。
今だって副社長は、面倒な女の相手をさせられているくらいにしか思ってないんだろう。
そして明日の夜になったら、私のことなんか綺麗に忘れてあの女に愛を囁くのか。
あーあ。
私にこんなことしておいて、自分達だけ幸せクリスマスイブを過ごせるなんて思わないでほしい。
「もういいです。
失礼しました」
あの女の笑顔を泣き顔に変えてあげる。
クリスマスを2人で迎えるなんてそんな甘い夢、私がぶっ壊してあげるんだから。
それどころか、付き合い始めても何も教え合わなかった」
「意味わかんない!」
もう何も聞きたくない!
副社長とあの女の話なんて!
不意に副社長の机の上に目を向けると、ペン立ての中にあの奇妙な物体がぶら下がったボールペンが立て掛けられている。
…。
この瞬間、副社長に対する感情が純粋な憎悪へと染まった。
どこまで私を馬鹿にすれば気が済むんだ。
今だって副社長は、面倒な女の相手をさせられているくらいにしか思ってないんだろう。
そして明日の夜になったら、私のことなんか綺麗に忘れてあの女に愛を囁くのか。
あーあ。
私にこんなことしておいて、自分達だけ幸せクリスマスイブを過ごせるなんて思わないでほしい。
「もういいです。
失礼しました」
あの女の笑顔を泣き顔に変えてあげる。
クリスマスを2人で迎えるなんてそんな甘い夢、私がぶっ壊してあげるんだから。