真実の愛のカケラ
なんだよこれ。
どういうことだよ。
何の冗談だ…?
会社を辞めるつもりか?
今日1日で何があった?
退職届片手に俺は呆然とした。
俺に何の相談も無しにこんなことするか?
いや、しないんじゃなくてできなかったのか…?
ポケットで携帯が震えた。
柚希かと期待し急いで取り出したが、相手は父さん。
「…はい」
「もう会社に戻って来てるんだろ?
話があるから社長室に来なさい。
会長も来てる」
…そういうことか。
なんとなくだけど状況が把握できつつあった。
これは、最悪のシナリオが書き始められたかもしれない。
退職届は取り敢えず俺が預かっておこう。
内ポケットにしまって、足早に社長室に向かった。
冷静でいるようで今の俺は冷静さを失っていた。
このままだとこの手から本当に柚希が離れていってしまう。
現実に今、こぼれ落ちていっている。
それが、こんなに怖さを伴うものだとは思ってなかった。
どういうことだよ。
何の冗談だ…?
会社を辞めるつもりか?
今日1日で何があった?
退職届片手に俺は呆然とした。
俺に何の相談も無しにこんなことするか?
いや、しないんじゃなくてできなかったのか…?
ポケットで携帯が震えた。
柚希かと期待し急いで取り出したが、相手は父さん。
「…はい」
「もう会社に戻って来てるんだろ?
話があるから社長室に来なさい。
会長も来てる」
…そういうことか。
なんとなくだけど状況が把握できつつあった。
これは、最悪のシナリオが書き始められたかもしれない。
退職届は取り敢えず俺が預かっておこう。
内ポケットにしまって、足早に社長室に向かった。
冷静でいるようで今の俺は冷静さを失っていた。
このままだとこの手から本当に柚希が離れていってしまう。
現実に今、こぼれ落ちていっている。
それが、こんなに怖さを伴うものだとは思ってなかった。